鎖式デビフラワンキル
解説
このデッキは、既存の杏子のライフコスト0を利用したデビフラワンキルデッキの派生形です。
まず、デュエルリンクスのデビフラワンキルなんてされたことないし聞いたことないよ〜!って人のためにその既存のデビフラワンキルデッキの説明をしたいと思います。
★3分でわかるデビフラワンキル★
このデッキのキーカードはデッキ名にもなっているデビルフランケン!
ライフコストを5000支払い、エクストラデッキから融合モンスターをいきなり特殊召喚する起動効果を持ちます。
こいつの能力で
みんな大好きアルティメット!!(本来は融合と融合素材3枚を揃えないと出せない)
こいつをドカーンといきなり出して攻撃!
デュエルリンクスの初期ライフは4000なのでアルティメットの4500ダメージを与える攻撃でライフをすべて奪い去り勝利!というのがコンセプトのデッキです!なるほどわかりやすい!
ん?あれ?と、ここで聡明な方ならお気付きかと思いますが、そう、デュエルリンクスの初期ライフは4000です。つまりデビルフランケンのライフコスト5000は払えないじゃないか!(憤怒)
つまり前提として下準備なしではデビフラだけ引いても勝てないってわけですね!そんなに簡単にはワンキルできないのだ……
それ故、本来は回復カードを入れ、ライフ5001以上になるように回復したり、キャラクター固有のスキルによって初期手札枚数減少デメリット付きで初期ライフを5001以上にしたりして、なんとかこのデビフラを発動させるのが戦法です!
ただし、これには弱点が大きく3つあります。
弱点①攻撃が通らなかった場合負ける。
これはシンプルな話で、究極竜の攻撃をかわされた時点で、デビフラの貧弱な攻撃力700が場に晒され、なおかつ自分のライフは5000払っているのでもはや瀕死になっているという問題です。返しのターンで適当な星4モンスターでデビフラを狙われたら負けてしまうわけです。しかも後述するクリボールというモンスターのせいで相手の場に伏せがない状態からでも簡単に攻撃は止められます。
弱点②デビフラ召喚前にライフを5000以下にされる。
つまるところデビフラの効果頼りなので、ライフを5000以下にされ、回復しきれなければ下級モンスター連打で簡単に敗北します…
勝利方法に攻撃という手順を挟む以上相手のターンは一度必ずあるので、ダメージの危険は常に隣り合わせです。
弱点③そもそも壁モンスターを出される。
上で言った通り必ず1ターンは相手ターンがあるので、壁モンスターを置かれる可能性があります。
と、まぁ大きな観点から見ただけでもわりとキツめの弱点があるんです……
ので、当初はデビフラワンキルはそんなに流行っていませんでしたし、初期評価はそれほど高くありませんでした!
ですが研究されて環境デッキに躍り出た新しいデビフラワンキルはそれらの弱点をかなり抑えたものでした!
それは杏子のスキル、ライフコスト0を使用した構築です!
このスキルによって何が変わったかというと、究極竜が二体並ぶようになりました♨
ギュォォォン!!
手順としては
①ライフを回復して5001以上にする
②デビフラを召喚
③ライフを5000払い究極竜召喚
④ライフが1000以下になったことで杏子のスキルを発動
⑤もう一度デビフラの効果をコストを踏み倒して使い2体目の究極竜召喚
⑥総攻撃!
というものです。
この動きであれば、弱点①と③は4500の二回攻撃という暴力である程度帳消しにすることが可能です!
さらにさらに、弱点②に関しても最後まで粘り強く戦えば運良くライフが1000以下になることで後からもワンチャン勝てるようになりました!ライフコスト0のスキルは一度使えばそのターンは何回でもコスト踏み倒せるので問題なく究極竜2体出せます!
この革命により、一躍デビフラワンキルはデュエルリンクスの環境トップの一角にめでたく仲間入りしました。
そこで、私もこのデッキを愛用するようになりました。究極竜召喚成功率は9割に登り勝率も7割はある良いデッキでした。
ただし、気になっていることがありました。それはコンボ成功率と勝率に2割の差があけられているのが殆どたった一種類のカードによるものだということでした。
クリクリ〜
そう、クリボールです。
こいつは現状効果を無効にする手立てがないカードで、手札から捨てて相手の攻撃モンスターを守備表示にする効果を持ちます。私は今のデュエルリンクスで一番強いカードはこいつだと思います笑
まぁ、このカードで究極竜を曲げられて返しにデビフラを殴られ敗北するデュエルが多かったわけですね!
そこで、私が新しく作ったのがアマゾネスの鎖使いをメインに3枚採用した鎖式デビフラワンキルというわけです。
こいつは戦闘によって破壊された時に1500ライフを払うことで相手の手札からモンスターを1枚奪う効果を持ちます。
そう、ライフ回復に拘らなくていいじゃないかと開き直り、ライフを1000以下に調整することが出来る構築にしたのです!
このカードをセットすることで、相手のターン中ライフを状況に合わせて1500減らす選択ができます!
これにより回復がうまくいかない時も究極竜が擁立できるようになりました。
状況に合わせてライフを5001~6000か1~1000の範囲に収めれば勝ちです笑(鎖使いの効果はもちろん任意なので払わないことも可能です)
また、コストだけではなく効果も強力です!相手の手札をピーピングし、さらに1枚奪うことができます。そう
本来対策法のないクリボールを奪えます☆彡.。
このデッキレシピにも3枚入れられていることからわかる通り、クリボールは自分のライフを守るのにピッタリのカードです!5001以上へのキープにも、1000以下へのキープにも大変便利に使うことができます!
これを奪えばこちらのワンキルは確実に成功し、こちらが逆に使えるためにコンボのための調整も容易になるわけです。強い!
他にも、序盤に能力値的にライフ調整しづらいと思えるモンスターを奪ってキープしたり、ミラーマッチのデビフラを取り上げたり、デビフラが狙われないように下級モンスターを奪ったりと万能な活躍を見せます。
魔法罠も確認できるので、コンボをどう通すかを考える材料にもなります!
本体のステータスもなかなか恵まれており、パワーが軒並み低いこのデッキで壁モンスターを除去する活躍もする千両役者なモンスターです!
ライフ調整をもう少し細かくしたい方は、ツイスターを増やしたり、深淵の指名者(主にクリボールを叩き落とす用途)を増やしたりしてもいいかな、と思います!
適切にプレイングすればまず勝てるデッキなのでオススメです!
この記事見た人が少しでも鎖式デビフラワンキルに興味を持ってくれればと思います!
長い記事でしたが、ここまで読んでいただきありがとうございました!
今回はここまで!